夜のピクニック
公開1週目で約400人収容の1番スクリーンなのに観客8人。
映画としては地味なストーリーなので仕方ないかな、とは思いますが、なかなか原作のイメージを生かしてうまく映像化したかな、と思いました。原作を読んでから映画を見る方がいいと思います。上映が終わってしまうかもしれませんが。
舞台となるのは北高の名物行事、「歩行祭」。
全校生徒1000人が80kmの道のりを24時間かけてひたすら歩く、というシンプルなイベントであります。
卒業してから、高校時代で印象に残っているのは体育祭とか文化祭とか、そういったイベントでした。
現役の時はあまり熱心でなかったので、もっと一所懸命やっておくんだった、と年とってから後悔するんですけど、若いときの思い出って、そういうものかも知れません。
モデルとなったのは茨城県水戸第一高校の「歩く会」だそうです。
こういう無茶なイベントは、高校時代の思い出として一番印象に残るとは思うのですが、今歩いている生徒にとってはただしんどいだけのイベントではないでしょうか。
「みんなで夜歩く。ただそれだけなのに、どうしてこんなに特別なんだろう。」
…現役生には、なかなか言えない台詞だと思います、はい。
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